27 Blue-J (2)体の羽毛は生えそろっているようだが、まだ全体的にふさふさで、グレーのその小Blue-Jは、親鳥よりも大きく、それでも木の上で大きな口をパクパクさせながら親から餌をせがんでいた。 親鳥は自分よりも体が大きくなった小Blue-Jの口に、それはそれは律儀に、せっせと餌を運んでやっていたとマムは言った。 翌日。。。 朝食のフルーツボールを作るために、プラムの実をとりにマムが庭に出ると、プラムの木の枝に一人ポツンと取り残された大きすぎる小Blue-Jがいた。 「あんた、もう自分で餌とれるんだから、自分でやんなさい!」 そういって、親鳥に置き去りにされたようだった。とマムは言った。でも、最後に小Blue-Jが困らないように、プラムの枝に置いていったところが、とてもニクイ! そんなことも言っていた。 小Blue-Jは、独りでプラムの実をつついていた。 つづく |